あれは・・・
きっとスキラス。
生検したときの、あの硬さはそう考えざるを得ない。
胃角部小わんの潰瘍周囲は異様な赤さでごつごつとしていて結節状なのだ。
体重が2ヶ月で14キロ減ったと言われる。
初診医が処方したPPIも効いていない。
腹部エコーで両側の腎臓に軽度であるが水腎症が認められる。
顔色が悪い。
痛みが尋常では無いようだ。
2ヶ月前に就職されて、神経を使ったと言われる。
ご本人はそのせいだと思われている。
まだ、若い、41才女性。
肉眼的には一見通常の胃潰瘍に見えかねないが・・
きっと進行癌だろう。
来週、説明しなければならない。
重い淀みが襲ってきた・・・

コメント
コメント一覧 (4件)
私といくつも歳の変わらない方ですね。
なぜ私が健康で、なぜその方が病に冒されてしまったのか・・・理由はわかりません。
運命は非情ですね。
そうですね。
これは・・運命としか言いようが無いような気がします。
予防や検診もどこまで有効なのか・・考えさせられます。
有効なものもあると思いますが、どうしようもないものってあるのだと思います。
医学、科学が進歩してもなお・・
空の気持ちになかなかなれないですし・・
でも、こんななかにも・・きっと・・光はあるのだと思います
それを信じていたいです。
お邪魔します。
何だか、せつなくなりました。
運命とは、時に残酷なものですね。
私より一つ年上の友達が、6年前に亡くなりました。急性骨髄性白血病でした。
3人の子供さんとご主人、実の両親を残して。。
抗がん剤治療、放射線治療と壮絶な戦いでした。
彼女は私に、いつも言ってました。
「絶対に病気に負けない!生きたい!もっと生きたい!」と。。。
私は、彼女から命の尊さ、大切さ、生きている事の
すばらしさ、大変さを教えてもらいました。
いつも笑顔で、頑張っている人でした。
きっと、陰ではいっぱい泣いたんだと思います。
骨髄移植を受けて、一時は良くなって退院したものの、半年で再発して3ヵ月後の事でした。
私も、きっと先には光があるのだと信じて頑張っています。
コメントありがとうございます。
この患者さんの生検結果が出ましたが、6個すべて良性でした。
腫瘍マーカーも陰性でした。
・・・・
しかし、あの硬さはどうしても良性とは信じがたいのです。
そして、通常なら治まる痛みが未だ取れません。
体重の減少程度が激しすぎる・・
主治医として、良性と言い切れないので、ありのままを説明しました。
彼女もうすうす気づいておられたようです。
その結果、早い時期に再検査を近くの消化器センターに依頼することにしました。
セカンドオピニオンという意味も含めて意見を聞くことにしました。
良性であって欲しい・・しかし医師として真実をつかまえ、真実を伝えなければなりません。
光はきっと、あります。