往診– category –
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往診
ある在宅看取り(口腔がん終末期)
初回訪問 市立病院耳鼻科からの紹介で、初回往診だった。12才年下の夫と独身の二人の息子と4人暮らしということであった。訪問すると、車庫に続いて広い土間があった。夫が出てこられた。土間から食卓が置いてある居間に案内された。大きな木の食卓があっ... -
往診
赤いランプの終列車
緊急の呼び出しで出かけた時には小雨が降っていた。診療所まで、車で行って、それから往診鞄を取りに行って、軽の往診車に乗り換えて出発した。 息子たちに囲まれて、ミチさんはあえいでいた。『しんどいわ~、しんどいわ~』と言う 腹膜偽粘液腫でもう2年... -
往診
同じベッドで
僕が、この地域で往診を始めて、もう17年目になる。総合病院にいた頃には、往診はしたことがなかった。外来で、患者さんが来るのを待っていた。 彼は、蒔絵の絵師だったようである。大きな古いお屋敷で夫人と二人暮らしであった。多発性脳梗塞のため麻痺も... -
往診
雨の日に思うこと
https://youtu.be/n4dfghJNTDI?si=RJHtp_j4-OGlLW13 雨の日に思うこと 彼は、突然に現れた哀しい眼をし、穏やかな人だった色黒く、がっしりしているが、しっかりとは歩けないそうだ、昔に父から話を聞いていたジャンバルジャンはこんな人だったのだろう 哀... -
往診
温かい部屋の中で
先日より、週に3回往診に行っているお宅がある。 大学病院より紹介で、お伺いしている。73才の男性である。黄疸があって、病名は進行胆管癌である。胆汁外瘻チューブ(PTCDチューブ)が入っている。 どこかの社長さんをしていた方のようである。初めて往診... -
往診
彼の物語
彼は、今年の夏の暑い日に救急車で運ばれてきた。 いわゆる熱中症と思われた。生活保護を受けている独居男性70才である。意識がもうろうとし、身体は汚れて爪が伸び無精ひげを生やしていた。独居で診療を拒否していたとケアマネージャーは言っていた。勝新...
