緩和ケア– category –
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緩和ケア
痛みではなく・・
がんと言えば、痛みが一番つらいと思われがちである。麻薬が効くと思われがちである。しかし、そうではないことも多い。 彼女にとっては、痛みはそれほどでもなかった。彼女にとっての苦しみは・・・食べられないこと、身体がだるいこと、自分で思うように... -
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ある在宅看取り(口腔がん終末期)
初回訪問 市立病院耳鼻科からの紹介で、初回往診だった。12才年下の夫と独身の二人の息子と4人暮らしということであった。訪問すると、車庫に続いて広い土間があった。夫が出てこられた。土間から食卓が置いてある居間に案内された。大きな木の食卓があっ... -
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赤いランプの終列車
緊急の呼び出しで出かけた時には小雨が降っていた。診療所まで、車で行って、それから往診鞄を取りに行って、軽の往診車に乗り換えて出発した。 息子たちに囲まれて、ミチさんはあえいでいた。『しんどいわ~、しんどいわ~』と言う 腹膜偽粘液腫でもう2年... -
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同じベッドで
僕が、この地域で往診を始めて、もう17年目になる。総合病院にいた頃には、往診はしたことがなかった。外来で、患者さんが来るのを待っていた。 彼は、蒔絵の絵師だったようである。大きな古いお屋敷で夫人と二人暮らしであった。多発性脳梗塞のため麻痺も... -
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温かい部屋の中で
先日より、週に3回往診に行っているお宅がある。 大学病院より紹介で、お伺いしている。73才の男性である。黄疸があって、病名は進行胆管癌である。胆汁外瘻チューブ(PTCDチューブ)が入っている。 どこかの社長さんをしていた方のようである。初めて往診... -
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彼の物語
彼は、今年の夏の暑い日に救急車で運ばれてきた。 いわゆる熱中症と思われた。生活保護を受けている独居男性70才である。意識がもうろうとし、身体は汚れて爪が伸び無精ひげを生やしていた。独居で診療を拒否していたとケアマネージャーは言っていた。勝新...
