地域医療– category –
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医療の現場
太秦病院を退職します
〈太秦病院を完全に退職するに際して職員に贈る言葉を書いた〉 職員の皆さまへ お疲れ様です。さて、私はご存じの通り、本年9月末をもちまして29年間勤めて参りました当法人を退職いたします。(平成7年10月以来22年間の常勤とその後7年間の非常勤でした。... -
地域医療
痛みではなく・・
がんと言えば、痛みが一番つらいと思われがちである。麻薬が効くと思われがちである。しかし、そうではないことも多い。 彼女にとっては、痛みはそれほどでもなかった。彼女にとっての苦しみは・・・食べられないこと、身体がだるいこと、自分で思うように... -
地域医療
ある在宅看取り(口腔がん終末期)
初回訪問 市立病院耳鼻科からの紹介で、初回往診だった。12才年下の夫と独身の二人の息子と4人暮らしということであった。訪問すると、車庫に続いて広い土間があった。夫が出てこられた。土間から食卓が置いてある居間に案内された。大きな木の食卓があっ... -
地域医療
赤いランプの終列車
緊急の呼び出しで出かけた時には小雨が降っていた。診療所まで、車で行って、それから往診鞄を取りに行って、軽の往診車に乗り換えて出発した。 息子たちに囲まれて、ミチさんはあえいでいた。『しんどいわ~、しんどいわ~』と言う 腹膜偽粘液腫でもう2年... -
地域医療
静かな闘病
彼は過去に2回の脳梗塞をしていて、左半身の軽い不全麻痺があった。とても優しい感じのかわいい奥さんに連れられてやってきた。81才であった。本人は、顔色も良くいつもにこにこしている。難聴があるが、大きな声で言うと理解は良くできるようだった。 便... -
地域医療
同じベッドで
僕が、この地域で往診を始めて、もう17年目になる。総合病院にいた頃には、往診はしたことがなかった。外来で、患者さんが来るのを待っていた。 彼は、蒔絵の絵師だったようである。大きな古いお屋敷で夫人と二人暮らしであった。多発性脳梗塞のため麻痺も...
