汎発性血管内凝固症候群・・
血小板が一万に下がった。
彼は、これを乗り越えられるだろうか?
彼は、僕が往診している患者さんの介護をされていた。
自営業で、奥さんが働きに出て、自分は寝たきりの母親を何年も介護してこられた。
静かな部屋で、いつもラジオからいい曲が流れていたのを思い出す。
いつか、彼の大腸ポリープを切除したこともあった。
「すごいですね、こんな風に切れるんですね~」 とモニターを見ながら関心していたのを思い出す。
その後、他の先生に高血圧と糖尿病でかかっていた。
最近はかなり、メタボになってしまっていた。
奥さんは、鬱病で自分自身で精一杯だった。
母親は、パーキンソン病だった。
寝たきりで経口摂取ができす、経管栄養で何年もがんばってきた。
しかし、ついに息を引き取ったその頃に、彼に膵臓癌が発見された。
もう、肝臓に激しく転移していた。
最近、急速に血糖値が上昇していたらしい。
手術不能、抗ガン剤しか手がないと告知され、僕に治療を依頼されてきた。
痛みがある。
何とも言えない鈍痛で夜眠れない
入院して、疼痛管理開始、ジェムザールによる抗ガン剤治療開始した。
オキシコドンで痛みは取れ、笑顔が出た。
しかし、まだ若い
がんと闘わなければ・・・
なんとか、良くなって欲しい・・
すべて自分の病状を知って、彼は治療を僕に依頼された。
先生の一番いいと思う方法をやってください・・と。
治療開始後、高熱が出て、低酸素血症になって・・・DICになった。
抗ガン剤で腫瘍の激しい壊死が起きたようだ。
浮腫、腹水が出てきた。
しかし、酸素マスクの中で彼は、「先生、俺、がんばるよ!」と言う。
今日は血小板が1万に下がった。
しかし、炎症反応は回復している。
これを乗り切って欲しい
一緒に闘おう!!

コメント
コメント一覧 (4件)
癌・抗癌剤と戦っている彼は、回復してきているのでしょうか
若いのなら、何とか戦い抜いて
皆ツライですね
母が一昨年肝硬変に肝腫瘍を併発して他界しました
25年前にC型肝炎、以降予定通りの経過をたどりました
多量の腹水に苦しめられ、抜こうとした時には
腹水内に多量の出血があり、癌細胞が破裂したのだろうと言われ
抜くと多量の出血を起こす可能性が高いので、
抜いて楽にしてあげる事が出来なかったのを
今でも思い出しては、他に為すべき事は無かったのだろうかと…
今さらしようのないことですけれど、引きずるものです
毎日そのような人達と向き合わねばならない仕事は、神経が磨り減る思いですね。
テニスや音楽や、ラッキーちゃんで心の充電をたっぷりして
苦しんでいる人の手助けをして下さい。
レオン先生、頑張って
今日、午前10時12分彼は旅立ちました。
その後、膵臓癌が脾静脈に浸潤し門脈内に腫瘍塞栓を形成し急激に黄疸が出てきて・・肝不全から昏睡に陥り、痛みも苦痛も感じることなく、あの世へ旅立ちました。
安らかなお顔でした。
黄疸が出た頃に、『もう、闘うことを止めて、一休みしようか・・・』 と声をかけたら、
『うん、先生・・痛くないよ・・』 と彼は眼を閉じたまま、つぶやきました。
それが彼の最後の言葉となりました。
娘さんたちの泣きはらした顔が・・・頭から離れません。
帰宅して、ラッキーと見つめ合っていると、こころ落ち着きます。
何度も読み返すだけだったのに、書き込んだ日に逝かれたのね…
治らないと分かったら、戦い続けるのは自身も家族も、診る側も「もう、休んでいいね…」ですね
痛みを感じることなく静かに逝けたのがせめてもの救いですね。
苦しみから解放されて、遠くから家族を見守りつつ、
神様の庭で穏やかに過ごせるでしょう。
(仏教かしら^^;)
お疲れ様でした。
まだまだ次の患者さんが待っているんですよね。
うちのワンコは見詰め合うと「何かくれるの??」モード突入!
しつけに失敗して、チャイムや電話に異常反応←癒しとは遠い…(x_x)
10歳なので、必要以外は常にイビキかいて寝ています (キャバは鼻の構造上イビキが^^;)
お~い、寝てないで私を癒して~~
うちのラッキーも10才です。
本当によく寝ますね。