木曜日は一般外来担当だ。
9時から始まり、最初の予約は15人ばかり・・しかし
徐々に予約が増えてきて、最終的には30人あまり診たのかな。
終わったのが2時過ぎ・・
今日は心療内科的な患者さんが多かった。
胃が重い、血圧が気になる・・・いろいろ症状は多彩だが
何かつらいことでもあるのではないですか?
そしたら、急に表情が悲しくなって・・・
『実は・・』と始まる。
娘さんが看護学校に行っているのだけれど来年卒業というこの時期に・・突然自分が看護師に向いていないからといって退学してしまったのだという。
母親の悲しみ、苦しみは・・想像するに余りある。
その母親は、夫も長く単身赴任だという。
夫は赴任先で仕事が行き詰まり、落ち込んでいるので、娘のことを知ってショックを受けると考えると・・・ますます辛いという。
どうしていいかわからず・・眠れぬ夜が続いているという・・・
もう一人の方は。
実は・・・私には20数年間苦しんでいることがある。
私が息子を生んだときからの苦しみ・・・と。
人には言えない、誰にも言えない苦しみを抱えているという
そして、10年前に夫が癌になってまた苦しみが増えた
ようやく、夫が完治したが今度は自分の親(102才)の介護で兄弟ともめている・・と
今まで泣き言を言わず頑張ってきたけど・・もう苦しい
動悸がする、胸が苦しい、息苦しいと・・・
心電図もレントゲンも異常がない・・
もう一人は若い男性。
大学を出て就職活動をしているが3年間定職に就けないでアルバイトをしながら・・
一人暮らしをしている・・・と。
最近食欲がない、痩せてきた、2,3時間しか眠れない。
高知で母親が心配して、受診を勧めたという。
か細い声で弱々しく話す。
抗うつ剤、抗不安薬、睡眠剤を出して1週間後に受診を勧めた。
他にもいっぱい、心療内科的患者が来院した。
社会のひずみも影響している。
内科一般外来は何が来るかわからない。
半数が心療内科的だと言われるがその通りだ。
うわべの訴えだけを聞いていては問題解決にならない。
『実は・・』ということを聞き出さなければ・・糸口が見つからない。
物語が語られなければ真実が見えてこない。
今日はどれだけ、苦しみを聞いてあげ、解決の道筋が立てられたか?
考えながら遅い昼食を摂った。

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