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これから

往診2回目の患者さん。
アルツハイマー+肝硬変+胃癌があり、70代。
奥さんと二人暮らしで、大きなきれいなお家に住んでおられる。
娘さんがよく看病にみえている。

2回の吐血歴があって、肝性昏睡も出たことがあって、3回救急車のお世話になっている。
でも、入院して元気になると痴呆がひどく入院生活に馴染めず、すぐに退院となる。
家族に在宅での看取りを提案したところ、希望された。
今月からいよいよ、訪問診療開始だ。
今日は元気であったが、会話はできない。
痴呆のため意思疎通は全くできない。
食事は何とか自分でできているが、おむつである。

デイサービスに行っておられるからその間は奥様も休息ができる。
でも、いつ急変するかわからず、日々の生活指導も大事だ。
だから、訪問看護の話をしたが、必要性がわかってもらえない。
主治医と患者の関係しか頭にないようだ。
在宅緩和ケアにとっては、『治療』より『ケア』が中心となることをお話しした。
緩和ケアにとって、訪問看護師の重要性がわかって欲しかった。
なんとか、納得していただいた。
在宅ターミナルケアは、家族ケアー、家族への教育指導も重要であり、チーム医療で臨まないと力が発揮できないことをわかって欲しかった。

これから、徐々に死期が迫って来ることを覚悟しておいてもらわなければならない。
でも、奥様はピンと来ていないようであった。
まだまだ・・これからだ。

今週末は在宅医学会に参加してくる。

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