京都も梅雨が明けそうである。
今日の往診は10件、11人だった。
うだるような京都の夏の午後である。
往診は細い道が多いし路上で停めておかなくてはならないから、軽自動車が便利だろうということで軽自動車なのだが、冷房が効かないのが辛い。
また、住宅密集地にエンジンをかけたまま停めることはできないので、ほとんど蒸し風呂状態。
シルバーの運転手さんがかわいそうである。
患家に着く度に自動車から降りて、日陰で待ってくれる。
こんな夏になると・・ある映画のシーンをいつも思い出す。
あの映画・・そう『異人たちとの夏』・・・大林宣彦監督作品。
映画館で偶然出会ったのは・・・死んだはずの父親だった。
その父親が、昔のままの姿で出てくる。
ランニングにすててこ。
父親役は片岡鶴太郎が好演している。
主人公は風間杜夫で、死んだはずの母親役は秋吉久美子である。
主人公は、その父親に連れられて実家に帰る。
そこは懐かしい昔ながらの我が家である。
すててこを履いた父親とエプロンをした母親が優しく迎えてくれる。
風鈴とうちわとスイカ・・・
昔の・・原風景の夏・・がそこにあった。
主人公は別れを告げて自分のマンションに帰る。
訳あって一人暮らしであるが、異様なのは大きなマンションに2件しか明かりが点いていない。
つまり、主人公ともう一人他人が部屋を借りているということだ。
この、もうひとりの住人とは・・
やさしいゴースト達とそうでない恐ろしいもの・・この対比がすごいが・・
僕はやさしい昔の両親の記憶を鮮烈に思い出させてくれるシーンが印象的で・・・この映画をいつも思い出す。もう一度見てみたいと思う。


コメント
コメント一覧 (6件)
レオンさん、おはようございます。
オーロラも映画は大好きです。
でも、田舎だし近くに映画館がないので
1日お休みをもらわないと観に行けない。。
家でゆっくり張り付いて観ている時間も無い
貧乏暇なし。。。そのまんまです。
でも。。。3丁目の夕日。。。買ってこようかな。。
借りても、呼び出しが来たら見れないから(--;)
往診。。。シルバーさんが運転してくださるのですか?
うちは病院の用務員さんか、私です。
駐車違反の取締りが厳しくなったそうでこれから大変です。
そうですね、まとまった時間が無いとみれませんね。
精神的にもある程度余裕が無いと見れないし・・
病気療養中は、じっくりみれたし、感性も豊かになっていたような気がします。
多忙で疲れてしまうと、大事なものも見失いそうです。
シルバーさんというのは、退職者の方をアルバイトで運転してもらっています。駐車に関しては市?の許可証を発行してもらっています。
「異人たちの夏」は懐かしい映画ですね。夫とビデオを借りて観たな。この歳でまた観ると、当時とはまた違った感動を得るのでしょうね。たとえば「男が女を愛する時」って洋画があるんだけど、30代の時に観た時はそんなに面白いと思わなかったんだけど、それから10年たって、40代になって観たら、「うんうんわかる」って感じで面白かったな。
「3丁目の夕日」は先日レンタル店行ったら、全部貸し出し中でした(-o- )/⌒-~
映画は母の影響で子供時代から好きで、大学生の時は休みの日は名画座めぐりしてました。オールナイト5本立てなんてのも観る元気あったしね。
最近、あまり観る時間がなくて、というか観るパワーがなくなったのか、ちょっと寂しく思います。
異人たちとの夏のビデオはTSUTAYAにはないようで・・残念です。
そうですね、映画は見る時間だけではなくて、見るためのパワーがいりますね。何本もレンタルDVD借りてきたりしたら、しんどいですね。
ゆっくり行きましょう!
「冷静と情熱のあいだ」。。。ご存知ですか?
小説は,江国香織と辻仁成が男女それぞれの立場から書き上げてあり、赤と青の各々の表紙が印象的で、つい買ってしまいました。
映画は竹之内豊とケリー・チャン。。。
これもとっても素敵で、映画を観たのにDVDも買ってしまって。。エンヤのCDも買いました。
ミーハ-ですね。。
でも、いつかフィレンツェのドゥオモのクーポラへ行ってみたいなぁ。。。。
実は高所恐怖症なんですけど。。。。
タイトルは見たことありますが、中身は知りませんでした。
冷静と情熱ですか・・
なかなか意味深なタイトルですね。