livedoorblogより移転しました。

夜と霧

Victor.E.Frankl著 『夜と霧』 霜山徳爾訳

・・・ここで必要なのは命の意味についての観点変更なのである。すなわち人生から何をわれわれはまだ期待できるかが問題なのではなくて、むしろ人生が何をわれわれから期待しているかが問題なのである。そのことをわれわれは学ばねばならず、また絶望している人間に教えなければならないのである。・・
すなわちわれわれが人生の意味を問うのではなくて、われわれ自身が問われた者として体験されるのである。
人生は毎日毎時問いを提出し、われわれはその問いに、詮索や口先ではなくて、正しい行為によって応答しなければならないのである。・・・

・・・二人に対して、人生は彼らからまだあるものを期待しているということ、すなわち人生におけるあるものが彼らを待っている・・
事実一人の人間には、彼が並はずれた愛情をもっている一人の子供が外国で彼を「待っていた」のであり、他の一人には人間ではないが他のものが、すなわち彼の仕事が「待っていた」のである。・・・
待っている仕事、あるいは待っている愛する人間、に対してもっている責任を意識した人間は、彼の命を放棄したりすることが決してできないのである。

・・・私は彼がそのパンを彼の朝の配給から倹約してとっておいてくれたことを知っていた・・・そして私を当時文字どおり涙が出るほど感動させたものは物質的なものとしてのこの一片のパンではなく、彼が私に与えた人間的なあるものであり、それに伴う人間的な言葉、人間的なまなざしであったのを思い出すのである。
 これらすべてのことから、われわれはこの地上には二つの人間の種族だけが存するのを学ぶのである。すなわち品位ある善意の人間とそうでない人間との「種族」である。


夜と霧―ドイツ強制収容所の体験記録

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (3件)

  • こんばんは。
    依然、コメントを送りましたひろです。
    職場復帰おめでとうございます。
     
    私も無事手術成功しました。
    まだ首にカラーを装着していますが、私も来週から職場復帰します。
    筋肉のピクつきはまだ残っていますが、日にち薬でしょうね。
    お互い無理せず頑張りましょう。

  • ひろさん、本当におめでとうございます。
    僕は仕事に復帰してからやはり忙しくて更新ができなくなっています。
    少しずつ無理せず、焦らず、あわてず、あきらめず、頑張ってください。
    僕もしびれは残っていますが、仕事には支障ありません。
    カラーのある間は辛いと思いますが、はずれるとまた元気がでますよ。
    そうです!日にち薬といういい薬がひろさんをどんどん元気にしてくれますよ。
    では、また。

  • こんばんは。
    トラックバックありがとうございます。
    >すなわち人生から何をわれわれはまだ
    >期待できるかが問題なのではなくて、
    >むしろ人生が何をわれわれから
    >期待しているかが問題なのである。
    この文言はずーんと心にきました。
    まさに逆転の発想ですよね。
    この本では学ぶべきことがいっぱいあり
    自分にとって大きな一冊になりました。

コメントする

目次