2004年7月16日、町は祇園祭の真っ最中に僕は全身麻酔の元、頚椎前方固定術を受けた。
生まれて初めての手術であった。
病名は頚椎椎間板ヘルニアである。
周囲から「どうしてそんなことになったの?」と聞かれるが特に覚えはない。普段は週末テニスをしているがそれが原因だろうか?それとも25年くらい前に追突事故でむち打ちになったからかな?
5月中旬から妙に右腕の筋肉痛がひどくてそのうち両腕全体が痺れてきて特に右手の親指や人差し指の感覚が無くなった。
同僚の神経内科医に診てもらったら両下肢の腱反射もかなり亢進していて早速7月1日にMRI。
その結果C4/5の椎間板が大きく突出していて脊髄を圧迫していることがわかった。
めまいがした。
脊髄障害もMRIで証明されている。いわゆる脊髄症だ!これはかなりやばい!
案の定、整形外科では「これは手術ですね~」と宣告。
紹介で脊椎専門医を受診。一目でこの先生に任そう!と決意する。
7月14日入院(前日まで通常勤務)。
7月16日、4時間の手術であった。
麻酔から覚めて両手を思わず握りしめて「生きてて良かった・・」と思った。
次の日から歩行開始。
ただし・・首のギブス(カラー)装着して首が回せない、曲がらない、常に上を向いて歩こう状態。
とにかく首が一旦はずれているから・・
つまりC4/5の椎間板を一旦全部除去してそこにチタンケージをはめ込み、骨盤からの自己骨移植を行った。
そういうわけで背骨が一旦切断されたわけである。
想像しただけで寒くなるけど・・手術翌日より点滴下げてトイレ歩行。
食事も許可が出るが、口が開かないしむせるし、飲み込めない。
頚椎のすぐ前には食道と気管があるからこれらを側方へ押しやっていたからだろう・・・
看護婦さんは「首の前から手術した人は辛いですね~4~5日したらのどの腫れは治まりますよ!」って慰めてくれる。
うん、確かに看護婦さんの言うとおり「日にち薬」だ!
そんなこんなで8月3日に退院する。
今は自宅療養中。
早寝早起きして、嫌いだった牛乳も毎日飲むし、朝晩の散歩して、軽いダンベルで筋トレもしている。
両手のしびれは取れない。でも麻痺は無い。
辛いのはこの暑さ!首のカラーで気が狂いそうになる。
ああ・・今年はとんでもない夏!
でも・・先生や看護婦さん、そして僕を支えてくれた家族友人達にとても感謝している。
そして手術して良かったと思っている。
仕事への復帰、テニスへの復帰を夢見て、あと2ヶ月・・頑張るぞ❗
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コメント
コメント一覧 (20件)
興味深く拝見いたしました。
というのも、私も9月15日に頸椎椎間板ヘルニアの前方固定術を受ける予定だからです。
しかし、8月24日のコメントを読んで少し不安になっています。
(手術を受けるべきか、止めておくべきか・・・)
私の症状は手術待機期間中に、痺れがおさまりました。
(首の違和感は少し残っています)
正直なところ、手術をされてどうですか?
手術をして、ほかに傷害が出るのを恐れています。
首に違和感はあるものの、日常生活に影響がないので、
このまま我慢していくべきかと・・・。
お返事頂ければ幸いです。
ひろさん、コメントありがとうございます。
そしてご心配の事と思います。人ごとでなくそう思います。
24日は少し鬱傾向にあったようです。
昨夜は眠剤でよく眠れました。
術前と現在の症状を冷静に観察するとほとんど変わらないように思います。
今の症状は本来の頚椎椎間板ヘルニアの症状の他に術後の長期間のカラー装着というものが結構関わっていると思います。「カラーがはずれればかなり良くなる」と医師も看護師も言ってくれます。
画像検査(MRI)では明らかに手術による効果が出て圧迫症状は取れています。
でも、すでに脊髄症になっていたので主治医も「症状が良くなるか同じかは経過を見ないとわからない」と言われます。
運動麻痺や排泄障害は無いので、このしびれはある程度あきらめなければいけないかなと思っています。
僕が手術を決断したのは、「このまま放置すると何かの時に圧迫が進行して運動麻痺(四肢麻痺)が出はしないか。その時では遅いかもしれない。」と思ったからです。
術前も症状は良くなることはなく、少しずつ悪化している気もしましたので・・
ひろさんのように症状がよくなったり消えたりしていたら、僕も手術はもう少し経過を見たかもしれません。
頚椎椎間板ヘルニアの掲示板を他に見つけました。
のぞいてみられたらいかがでしょうか?
「みんなヘルニア仲間」http://www.fancy-popo.com/raku2/yybbs/yybbs.cgi
お返事ありがとうございました。
「みんなヘルニア仲間」ものぞいてきました。
私の症状程度なら、結構手術はしていないみたいですね・・・
今日、術前の検査のため病院に行ってきました。
どうしよう、どうしようと悩んでる間に手術日になって、
手術を受けることになっているような気がしますが・・・
またメールするかもしれませんが、よろしくお願いしますね。
こんにちは。
私のブログにお書き込み頂き、有難うございました。
発病したのは5年ほど前ですが、現状はとりあえず、日常生活には支障をきたさない程度です。まだ、寝るときなどはちょっと痛みがあります。発病から1年間くらいは、寝れらないことが多く、困っていましたが、枕をxピュールに変えてからなんとか寝られるようになりました。
ここ3年くらいは、母親が3度入院したりして、それどころではありませんでした。最近は、ようやく月1回程度の通院付き添いで、楽になりましたが。(皮膚筋炎、大腿部頚部骨折、気胸←これは、肺検査の失敗で。。)
左の手が、指先にかけて極かすかな麻痺があるのと、相変わらずクビの後ろに鈍痛がある以外は、ここ数年同じような状態です。神経根の症状がもっと憎悪してきたら別ですが、当分はこのまま過ごすしかないと思っております。
別の記事を見ていたらPPIも、普通に使われているのですね。私も元来十二指腸潰瘍の慢性患者でありましたが、オメプラゾール(そんな名前だったと思いますが、違うかも。)を1週間ほど飲んでから、潰瘍症状が余りでなくなりました。十年くらい前だと思います。H2ブロッカーでは、全く直らなかったのに。。ただ、胃酸過多気味なので、胸焼けが時々ありますが。
素人なので良く分かりませんが、通常の医療(所謂西洋医学)と東洋医学、代替医療を、適宜使っていくのがよいと思いますが、カイロや整体は私も随分行きましたが、手技というのは、その先生の技量によって違うので、結構危ないと思うときもありました。
とりとめなく失礼しました。
えいじ様
こんにちは、初めて書き込みします。
昨年の11月に頸椎の椎間板ヘルニアと診断され、1月5日に手術を受けました。
術前に頸椎とかヘルニアなどのキーワードでネット検索して、えいじ様のサイトを見知りました。
生まれて初めて受けた手術は、終わってみれば、痛みもなく術前に不安になったことが嘘のようです。かつてかかった病気の再発ではないかという恐怖に陥った腕のしびれは、まだ若干ですが残っています。
以前の病気で、いつか必ず終わりがくることを認識しましたが、今回、もしあのまま四肢の麻痺が進んだら、そのまま心臓もゆっくり止まるのかな、などと病院のベッドで考えていました。
最近のダイアリーで、テニスを再開された由。おめでとうございます。私も再びコートでボールを追いかけられるよう、しばらくはリハビリにつとめます。
術前に勇気づけていただいたサイトに感謝して。
ひさおさん、はじめまして。
無事、手術を終えられて順調の様子・・おめでとうございます。
僕もずいぶんといろいろ考えて落ち込むことも多かったですが、なんとか希望を失わず、
頑張ってこれました。
2~3ヶ月は療養で仕事のことはすっかり忘れて、じっくりといろいろ考えを巡らすことが出来ました。考えようによっては良い経験をして、いい休暇になったと思います。
死のこともちらりと考えたりするのはやはり病気になったときですね。
そういうときこそ、物事が純粋なこころで見えてきますね。
ひさおさん、リハビリと余裕が出てきたら普段できないこと・・いろいろやってくださいね。
コートというのはテニスされるのですか?
主治医が術後いつかはテニスも出来ると言ってくれて実際できたので本当にうれしいです。
あせらず、あわてず、あきらめずに・・頑張ってください!
こころより応援しています。
えいじ
はじめまして。私は、1月11日に頚椎症性脊髄症で前方固定手術を受けた40歳男性阿部と申します。その後、お体の具合は、いかがでしょうか?あなたの症状を参考にさせていただいております。現在、術後2ヶ月になろうとしておりますが、手の痺れ・足の知覚障害・筋力低下等手術前と全く変化はありません。チタンプレートで第5第6頚椎を繋いでソフトコルセット着用にて静養しております。ただ、人工骨を移植した、腰(腸骨)の違和感・異物感・多少の痛みのため自宅の1.2階の往復程度しか歩いておりません。今後これらの症状が消えていくのか不安で仕方ありません。ある投稿記事に、人工骨がずれて血腫ができ歩けなくなっている方のお話がでておりました。えいじさんは、そのような経験がおありでしたか?なにか良いアドバイスがありましたら、お忙しいとは思いますが、お聞かせ下さい。
阿部さん、術後の大変な時期ですね。
ご質問についてですが、僕の場合と一般的な話しかできませんが、お応えします。
僕の場合は頚椎椎間板ヘルニアです。4番目と5番目の間の椎間板が突出して脊髄を押しつぶそうとしていたので、手術を決心しました。
術前にあった両手のしびれや肩こり両下肢の突っ張り感は今でもあります。寒い冬の日は歩いている時につまずきそうになります。
これはしかたがないと思えるのは、僕が医者だからかもしれません。
率直に言いますと、中枢神経は一旦障害を受けると再生しないと言うことです。末梢神経は月に何ミリかで再生します。
これは大きな違いです。つまり脊髄の傷害は中枢神経の障害ということです。ですから、回復困難ということです。
手術は・・・あくまで治すというより進行を阻止する目的だと最初から覚悟していました。覚悟すること自体辛いですが・・(続く)
しかし、僕の日記のどこかにもあるようにあのスーパーマン役の俳優はこれに負けずに、リハビリを行い、完全に切断されていた脊髄なのに、奇跡的に手を動かせるまでに回復したようです。ですから、リハビリは大切だと思います。
僕は3週間で退院しましたが、毎日コルセットをしたまま、歩き続けました。人目を避け、公園などを一日に二度黙々と歩きました。そして、じっと病気のことばかり考えていると症状は増幅し、他の事、楽しいこと、何かに没頭する事、などで痺れや痛みを忘れていることがあることも知りました。
それと、よく眠ることも大切です。睡眠薬は使いました。
(続く)
腰の骨を取ったところは最初は違和感がありましたが今はもう全くありません。
握力は30キロまで行かない位に落ちました。
しかし、テニスができるんですよ。
正確なショットも打てます。
仕事、スポーツ、車の運転ができるので自信もつきます。
でも・・・未だに症状は同じです。
阿部さん、おそれず前に進みましょう!
コルセットがはずれるところまでもうすぐなのでしょう?
はずれた時の喜びはひとしおです。
頑張ってください。
えいじさん、お忙しい中、早速のお返事、本当に有難うございます。改めて自己紹介させて下さい。私は、元教員で、10年ほど前から、自宅で陶芸教室を経営する、東京都在中の40歳男性です。健康には、自信がありましたが、2005年10月頃、なんとなく歩きにくさを感じ始め、ぎっくり腰で1週間寝たきりになり、両手指先の痺れ、右手の違和感を感じ、とうとう箸や鉛筆が握れなくなり、近くの整形外科でMRI検査の結果、頚椎症性脊髄症と診断され、11月21日に入院させられました。そこでは、手術に不安があったため、保存療法で約1ヶ月間12月28日まで様子をみましたが、改善なしということで、東京都立K病院に年明けの1月4日に転院、1月11日に前方固定術にて第5.6頚堆の手術を行いました。内容は前回書いたように、チタンプレートで固定、その中に自己の腸骨を移植、そこに人工骨をいれました。えいじさんとほぼ同様だと思います。(続く)
今日で指折り数えて、術後50日目です。毎日不安でいっぱいの寝たきり生活ですが、えいじさんのブログと出会い、すべてをプリントし、毎日何度も読み返しています。自分のこれからのように・・・。そんな大先輩からお返事をいただいて、本当に感動し、感謝しています。でも、さすが、お医者様ですね。不安の中でも冷静に症状を捉え、前向きに判断し、行動していらっしゃいますね。テニスをするという目標に向けて、毎日、闘っていたえいじさんの姿が想像でき、今の私の目標の人となっています。
(続く)
さて、えいじさんの未だに残る症状ですが、先週のフジテレビ(アンビリーバヴォー)で気功の特集していました。そこで、頚椎症で不自由になってしまった足が動きその後リハビリしていきながらも、キャッチボールをするまで回復した青年を見ました。えいじさんは、お医者様なので東洋医学的な気功というものに対しては、どうお考えですか?私の教室の生徒さんも、気功で手の痺れが肩から指先までに減少した人がいます。もし良かったら、今後もそれ以外にも情報があればお伝えしたいと思います。そしてこれからも、お互いに、励ましあい健康でお話できることを心から望んでおります。(続く)
追伸:私の今一番気にしているのは、やはり、骨を採った腰の違和感です。そこで、質問なのですが、
①えいじさんも腰に人工骨を埋めたのですか?
②最初は違和感があったとお返事に書いてありましたが、私はまるで虫歯治療後の入れた銀歯が高く噛合せがうまくいっていないような感じです。とにかく歩きにくいのです。えいじさんは、どのような感じの違和感で、また、術後何ヶ月位までそれは続きましたか?どのようにおさまっていったのですか?
私の担当の先生は、「そういう人は少ないから」と術後レントゲンも撮影せず、あまり重きを置いていないようなので、術後1ヶ月目にこちらからお願いをして、レントゲンを撮ってもらいました。その結果は特にずれてもいなく、異常はないとの事でした。しかし、いつこの症状がなくなり、えいじさんのように、歩行訓練ができるのか、もう2ヶ月もたっているので不安があります。お忙しいとは思いますが、もしよろしければ、その点を詳しくお聞かせいただければ幸いです。宜しくお願い申し上げます。長々とすいませんでした。それでは、また。
阿部さん、こんばんは。
今日は少し遅くなったので、またメールでお返事させてもらいますが、腰の骨とは骨盤の腸骨だと思うのですが・・
僕の場合は、大きなドリルみたいなもので、粉々になった骨を採取して、頚椎の間に入れたチタンリングの中へ、そのザラメ状の骨を・・ちょうどシャーベットみたいな骨のつぶつぶを入れたということみたいです。
ですから、腸骨には人工骨も入れていませんし、小さな傷跡は残っていますが、骨の変形も感じません、でも2~3ヶ月は鈍痛がありました。歩行には支障ありませんでした。
頚椎症性脊髄症・・については正直専門では無いのでわかりません。近いうちに整形外科のドクターに聞いてみます。
では・・また。
お返事ありがとうございました。腰の骨とは、えいじさんのおっしゃるとおり、腸骨です。自分は、体重が100キロ近くあるので、おなかが腸骨に乗っているような状態で、圧迫されているのかもしれません。5Lのトランクスを何枚か購入し、傷に当らないようにしたところ、だいぶ違和感が薄らいできました。3月7日に診察なので、その辺を担当の先生に詳しく聞こうと思っています。それ以外にも、今まで全く症状がなかった、左腕肘に痛みが出たり、日々どこかが調子が悪く、えいじさんの一言一言が何よりの薬となっております。また、人によって術式や症状が違う事もよくわかりました。これからも宜しくお願い申し上げます。
仕事も手につかず、とりあえず病気休暇をとっています。復帰も考えられずなやむばかりです。えいじさんは、術後現在どのようにお過ごしですか。いっそ手術と思いきや、やはりその後が恐いです。
大変、おつらいことと思います。
僕は、2004年7月に手術しましたので,今年で9年目になります。
現在は、仕事も趣味のテニスもできています。
ただし、両手や両腕のしびれは手術前と同様です。
右手の人差し指や親指中指が、細かいことをするときに使いづらいと感じています。
握力はかなり減っています。瓶のふたが開けられませんが、ラケットをきちんと振ることはできます。
僕の場合はC4-5の椎間板ヘルニアだけでしたから、水谷さんの場合とは事情が違うと思います。
頚髄症は、基本的には回復困難ですので手術で良くなることは期待しない方が良いです。
しかし、今以上の悪化を避けるなら手術した方が良いということになります。
従って、経過観察で悪化する見込みがあるなら早めに手術した方が良いでしょう。
しかし、悪化の見込みが少ないなら急がなくても良いと思います。
頚髄症の原因が何によるか?ということでしょうか?
僕の場合は椎間板ヘルニアでした。きつい圧迫があって、転んだりすると寝たきりになる怖れもあったので決意しました。
ご参考になれば、幸です。
気力を持って頑張ってください。
えいじ
さっそくの返信ありがとうございました。次回の受診の際、主治医に尋ねてみます。病態は一人一人違うのでしょうから、手術に踏み切る判断も違うのでしょうね。一人くよくよ悩んでいましたが、とても参考になり、また励みになりました。ありがとうございました。またメールさせてください。