医療– category –
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特別養護老人ホームの現状
はじめに 2024年10月1日に特養常勤医師となってから2025年5月末までの入所者データを解析し、整理してみた。期間中の入所者に関する情報をNotionで手作りしたデータベースから抽出して分析を行った。入所者の年齢層、性別、入所期間、入所経路、退所内容、... -
特養での診療(SOAP)
特養では、入所者全員のカルテがある。電子化はされていない。健康管理が目的であり、体調管理が目的である。 カルテ記載は、医療機関に勤務している時からずっとSOAPで記載している。特養での診療の現状について考えてみたい。 SOAPとは? SOAPというカル... -
特養での医師体制の理想について提案する
はじめに 特別養護老人ホームが設置されたのが1963年であり、2000年に介護保険制度が実施されてはや25年が経過する。我が国は少子高齢多死社会のまっただ中にいる。かつて、厚労省は医療と介護の問題に対してゴールドプランを作成し推進していった。その後... -
特養常勤医の役割
特養に勤務して7ヶ月が過ぎた。改めて特養常勤配置医の役割を考えてみた。 介護施設に勤めるという意味 医療機関に勤務しているのではないし、保険診療をしている訳ではない。介護施設に勤めているのである。従って、病気の治療を目的にしているわけでは無... -
特養での看取り
特養は終の棲家と考えられている。つまり、看取りが当たり前と思われている。自分も特養に勤務するまではそういう大雑把な概念で捉えていた。しかし、現実には限られたケース、条件が揃わないと難しいと感じている。 特養で平穏に看取れる場合 特養で平穏... -
高齢者のMulti-problemはNBMが解決する
日本内科学会2024年12月最終号は《高齢化に伴うMulti-problem症例の対応》在宅・クリニックから病院まで・・・という特集です。 特養にいて感じること 高齢者がいかに多くの問題点を抱えているか?特別養護老人ホームに勤務して本当に実感します。個々の事...