民主主義の危機を感じる。それは、異常者としか思えない人物がリーダーに選ばれている現実だ。
これまで、国や自治体のトップに立つ人物は尊敬に値する人格者が民主的に選ばれると信じてきた。
しかし、今は違うことになっている。
収監されて当たり前のような人物が大統領に選ばれ、正常な精神の持ち主とは思えない人間が知事に再選されている。
人と人の信頼関係を重視しているか?
人々の日々の営みはいつも世界中のあちこちで慎ましく行われている。
リーダーは、人々の生活や生命を護らなければならない。
人類が進歩するということは、世の中がより安全で平和になっていくということだと信じている。
人々は民主的に選挙で選ばれた人をリーダーにする。
選ばれたリーダーは、この負託に応えなければならない。
応えられる人物を我々は選ばなければ、世の中は間違った方向に向かい、平和や安全が脅かされてしまう。
人類の進歩は後退する。
リーダーは人と人の信頼関係を大事にすることが基本だろう。
人々を分断させてはならない。国と国を分断してはならない。
異常者にはそういうことはできない。むしろ、逆のことをやってしまう。
人と人を分断し、国を分断してしまう。人と人の信頼関係を壊し、平和と秩序を犯し、人々を分断してしまう。
パーソナリティー障害者も利益第一主義者もリーダーにしてはならない。
人類に貢献しないどころか害になるからだ。
法を無視し、独裁者のようにふるまう
両者に共通するのは、「法を無視する」ということである。
法を無視する人間を、リーダーに選んでよいものだろうか?
やっていることはまるで独裁者のような振る舞いである。
今起きていることの異常さ、不可思議さに危機感を禁じ得ない。
トランプ大統領の場合
彼は、『アメリカ第一主義』をスローガンに大統領を務めてきた。
自国の利益を第一に考え、世界秩序などは二の次であると公言している。
世界の平和や安全など考えていないのだろう。
トランプ支持者にはちゃんと世界が見えているのだろうか?
関税競争で自分たちが裕福になれるとでも思っているのだろうか?
良い製品が何故売れて人気の無い商品が何故売れないのかわかっていないようである。
世の中の常識を無視した姿勢は子供達にどう映るだろうか?
気候変動への取り組みを後退させて、人類の未来が安心とでも思っているのだろうか?
子供達が安心して暮らせる世界になるとでも思っているのだろうか?
移民拒否を貫く姿勢。そもそも米国は移民の力によって発展してきたのではなかったか?
教育省を廃止したり、開かれた大学教育を破壊しようとしている。これで未来が展望できるだろうか?
選挙結果に怒り、民衆を扇動して議事堂に攻め寄せさせた暴力行為を米国民は許すのだろうか?
数えあげればきりが無い。異常者が大統領に選ばれているとしか言いようがない。
どうしてこのような人間が大統領に選ばれたのか?
斎藤元彦知事の場合
斉藤元彦は兵庫県知事選挙で再選されたが、彼の言動や行動は異常である。
百条委員会と第三者委員会の最終報告を無視する。パワハラも認定され、公益通報者保護法違反も認定されている。
3号通報も公益通報に当たると消費者庁が指導しているにも関わらず無視している。
公益通報者に対して異常なまでの復讐心を抱いているとしか説明がつかない。
公益通報者に対して「嘘八百、公務員失格」といった公開パワハラを行ったことは大きな問題である。
当事者を懲戒処分にしたことは撤回すべきはずだ。
告発者のプライバシーと内部通報とは関係ないにもかかわらず、告発者の人格を貶める行為を部下に指示した疑いが濃厚である。そしてこの事実を覆い隠そうとする。
自身の非を認めず、「自分は適切だった!」と言い続ける態度を、どう説明しうるのだろうか?
111万人は何故彼に投票したのだろうか?
どれもこれも、彼が自己愛性パーソナリティー障害であることがうかがえる行為である。
反社会的カルト集団を率いる立花孝志の2馬力選挙は明らかに問題であって、彼の吹聴したデマで多くの有権者が惑わされたことは想像に難くない。そのデマの元がこの私的情報漏洩行為なのだ。
さらに、平然と公職選挙法違反となるSNS広報をメルチュがやっていたことが問題であった。
対立候補者への明らかな妨害行為があった。(SNSカウントへのデマ拡散、アカウント凍結など偽計業務妨害の疑いと公職選挙法違反の疑いで告訴されている)
このようなことを総合するととても公平な選挙が行われたとは言えない。
人々に広くフェイクが流布された結果の得票結果だった。
彼の演説会に集まる大群衆がとても恐ろしいものに見える。彼らは何故斎藤元彦を支持したのか?
斎藤応援団は何故生まれたのか?突き止めなければならないだろう。彼らは今はどう感じているのだろう?
解明されなければ、民主主義の未来が見えない。
百条委員会メンバーへの誹謗中傷・脅迫行為によって一人の県議が亡くなっている。
家族を脅迫したSNSによる暴力行為は極めて卑劣で残酷な犯罪だったと言える。
情報漏洩によって立花孝志に提供されたデマの数々。それらが斉藤応援団によって、立花や斉藤の犬笛によって拡散されたことなどが総合的に作用した可能性がある。
斉藤元彦は知事の座にしがみつくことが目的に見える。これもパーソナリティー障害だろう。
斉藤元彦の異常性は、彼の記者会見を見れば分かる。気になるのは彼の表情であり態度である。
まともに応えない。日本語を理解しないかのように振る舞う。美しい日本語を死語にしてしまう。
「真摯に受け止める」「しっかりとやっていく」「さきほどもお答えしたとおり」「何度も繰り返しになりますが」
など、繰り返し言うが、彼の言葉は死んでいる。言葉を死語にしている。全く不誠実極まりない内容で答えにはなっていない。定例記者会見の場はまるで集団いじめのようにさえ見えてしまうが、当の本人は平然としている。
しかも、あれだけのストレスを抱えながら、ちゃんと眠り食べているのだろう。痩せることも疲労困憊することもない。万国博に行ってはにこやかに笑顔で写真を撮り、自身の投稿にあげている。
生理的に問題ないのであろう。まともな精神の持ち主ではありえない。
斎藤元彦はパーソナリティー障害
これで、思い当たるのは『パーソナリティー障害』という精神障害である。
『パーソナリティー障害』は精神科領域での概念で、一般的な考え方や行動とは異なる思考や行動が長期間にわたってみられる精神疾患である。
本人が苦しんだり、周囲が困ったりする場合に診断されるというが、おそらく本人は苦しんだりしていないので疑われていないのだろう。病識が自身に無いのだ。
周囲が困っている。県庁職員はもちろんのこと、兵庫県民が困っている。今年度の新規就職内定者がたくさん辞退したことや昨年度に自己都合で退職した職員が例年より40%以上多いと言われる。
周囲が困っているのは事実である。有権解釈権を有する消費者庁も困っている。兵庫県だけが違う解釈をして行政を行っているからだ。
そろそろ、気がつかねばならない。専門家は指摘しないのだろうか?
治療は難しい。“病気”と捉えて良いかどうかも議論の余地があるだろう。
『パーソナリティー障害』には様々なタイプがある。ICD10で分類されているが、クリアカットに分類されるものではないと思われる。オーバーラップしているものもあるだろう。彼の障害は【自己愛性パーソナリティー障害】かと推測する。この“病気”が進行したらどうなるのだろう?とも思う。
妄想にとらわれたり、カタトニア(急に固まってしまうこと)が出現したりするのかもしれない。
一つ言えるのは、変わること、良くなることは非常に難しいということだ。
彼が、未だに元県民局長の内部告発への対応は『適切であった』と言い続けるように!
【パーソナリティー障害の主な症状】とは、認知(ものの捉え方や考え方)の偏り、感情のコントロールの偏り、対人関係の偏り、 衝動のコントロールの偏りとされる。
斎藤元彦に当てはまっていないだろうか?
異常者が選ばれる背景
異常者はいつの時代にも現れているのだろう。
しかし、現代はICTによる情報の拡散が瞬く間に広範に起こる時代である。
我々は、異常者をリーダーに選んではならない。異常者を見分ける力を持たなければならない。
それは、人類の未来が平和であるために非常に重要だからである。
人々は情報の洪水に溺れているように見える。
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