Leica Q3 43 で新緑を試し撮り

待ちに待った憧れのLeicaQ343がやってきた。
Beautiful Camera❗ いつまでも見飽きないCamera❗
近所の公園や嵐山に出かけて試写してきた。

目次

近所のなんじゃもんじゃ

逆光の中で煌めく若葉。空に向かって手を広げるように咲き誇るなんじゃもんじゃ。雲と同化するような花々がやさしい。
公園の街灯と、なんじゃもんじゃの繊細な枝葉が織りなす無言の対話。都会の中に溶け込む自然美を切り取ってみた。


新緑の季節は、Leica Q3の描写力を試すには絶好のタイミング。「なんじゃもんじゃ」でどんなもんじゃ。
“なんじゃもんじゃ”(ヒトツバタゴ)は、この季節ならではの幻想的な美しさを湛えていた。
なんじゃもんじゃの花は、まるで綿毛のような白い房がふわりと枝を包み、風にそよぐその姿は、日常の中にふと訪れる夢のようなひとときを演出してくれる。あえて遠出をせず、近所の公園で春の光と戯れるのも悪くない。むしろ、そこにある日常の景色にこそ、Leicaの描写力はしっくりと馴染んでくれる。
(まとめ):
Leica Q343のレンズはアポズミクロンf2.0、繊細なディテールから空気感までも写し取ってくれる。
身近な風景こそ、カメラの真価が見えると感じました。


嵐山祐齋亭

解放と幽閉

ガラス鉢の中に幽閉された初夏の息吹。透明な球体に浮かぶアジサイの花々と水草、そして背景の若葉が、まるで日本画のように層を成している。光と影が交錯し、水面のように磨かれたテーブルに反射するその光景は、現実と幻想の境界を曖昧にする。
Leica Q3は、その透明感を見事に写し取った。ボケの柔らかさ、シャープな輪郭、そして自然光の微妙なグラデーション。
すべてが「見えたまま」ではなく、「感じたまま」を記録してくれた。

無言の対話

まるで一幅の絵巻物。円窓の向こうには、静かにたたずむ緑の森。訪れた女性がそっと背を向け、木々と向き合うようにして佇んでいる。
光が抑えられた屋内と、鮮やかな外のコントラストを意識して撮影した。暗部のディテールを損なわずに、外の緑を瑞々しく描き出す。
Leica Q3のセンサーが持つ広いダイナミックレンジの恩恵を感じる瞬間でした。

空に泳ぐ魚たち

見上げれば、木漏れ日の空にふわりと泳ぐ、絵魚の布。風にたゆたうその姿は、鯉のぼりというより、むしろ森の中を泳ぐ「夢の生き物」のよう。
逆光を利用し、葉の透過光が美しく出るよう構図を工夫した。魚の布越しに見える青空と新緑、そして流れるような曲線。
Leica Q3はこうした微妙な光の変化と空気感を、飽和せず、潰れず、豊かに描写してくれた。


静寂と品格が漂う嵐山「祐齋亭」は、新緑とライカの組み合わせがよく映える場所であった。
絵巻のような一瞬を記録に残せた。
新緑の緑が濃すぎず、柔らかすぎず、Leica Q3の色再現の美しさとマッチして、写真的にもバランスの良い写真が得られた。
(まとめ):
光と影、緑と静けさ。
Leica Q3は、そんな繊細なコントラストを見事に写し出してくれた。
撮りながら、心も整うひとときだった。

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この記事を書いた人

⼩宅 映⼠(おやけ えいじ)
趣味は、テニス、写真撮影、音楽鑑賞など

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