2026年全米オープンテニス男子シングルスは、本戦に128名が出場しており、現地時間9月9日現在、大会終盤(準々決勝)を迎えている。
深夜の激闘
ベスト4の内、二人が決まった。
フランシス・ティアフォー(20位11シード)、ベン・シェルトン(9位8シード)二人が決定し準決勝で対戦する。
両者ともUSAである。
2戦とも、5セットマッチフルセットの上に最終10ポイントタイブレイクで競り勝った。
タフで、強健な身体の持ち主達であり、その肉体と風貌はまるで古代戦士の様相だった。
それにしても、すごい試合だった。
ベン・シェルトンvsカルロス・アルカラス戦は、フルセットの末に日付を跨ぐ激闘となった。
(開始時間: 9月8日 米国東部時間午後11時05分〜 9月9日 午前3時33分。試合時間: 4時間28分だった )
深夜の激闘に満員の観衆が沸き立って応援していた。
明日の対戦カード
ATPランキング1位のヤニク・シナー(イタリア)は膝の故障で欠場している。
第4シードのノバク・ジョコビッチは初戦敗退となった。
あとの2人は、【アレクサンダー・ズベレフ(2位 1シード)/ ボテック・バン・デ・ザンスフルプ(70位ノーシード)の勝者】 vs. 【カレン・ハチャノフ(26位ノーシード) / アレクサンダー・ブロックス(32位28シード)の勝者】で、明日9月10日に決まる。
トーナメント表参照
今後の展望と世代交代
かつてのビッグ4のうちジョコビッチが頑張っているが、新時代へ移り変わってきた。
マレー、フェデラー、ナダルが引退し、錦織圭も今年で引退する。
チチパス、ディミトロフ、ワウリンカ、ガスケ、デルポトロ、チリッチ、ラオニッチ、ゴファンなどが勝ち上がれなくなった。それぞれのドラマがあったが時は過ぎていった。
今は、シナー、ズベレフ、アルカラス、シェルトン、ティアフォー等である。
それに聞くのも初めての選手もたくさんいる。
日本テニス界の課題
日本でテニス愛好家は多いが、世界のレベルが遙か遠くに見えてしまう。
野球、サッカー、バレーボールや卓球の様にはなかなかいかないだろう。
育成体制と競技層の薄さ
野球やサッカー等と比べて幼少期や学校でテニスに触れる機会が極めて少なく、競技の裾野(選手層)が薄い。
キッズテニス、学校テニスが少ない。
テニスを愛する若者が増え、世界で育つ選手が増えなければ、50位以内はなかなか出てこないだろう。
若手・育成層の絶対数が不足しているため、世界トップクラスに食い込める選手が定常的に育ちにくい。
海外留学依存と国内育成の限界
日本人選手の現在地は以下のようである。
- 錦織圭(最高位4位 / 今季引退)
- 島袋将(88位 / 28歳)
- 望月慎太郎(117位 / ウィンブルドンジュニア優勝)
- 坂本怜(157位 / 20歳)
- 西岡良仁(202位 / 30歳)
日本国内の環境のみで育った選手が若くして世界上位へ進出・定着することへの厳しさがある。
現代テニスの最高峰
世界最高峰の試合は、すさまじい。
4〜5時間走り続けながら220km/h超のサーブや高精度のショットを打ち続ける。
精度高く、鋭い打球を打ち続ける。
全身をバネにして、かつ脱力しているから225km/時のサーブが決まる。
世界のトップ選手たちの強靭なフィジカルや環境に対するスケール感の差をつくづくと感じてしまう。
こんなスポーツはなかなか無い。そして、シングルスは孤独な闘いなのだ。
日本人選手がこの舞台で再び躍動する日を楽しみに、まずは今年の結末を見届けたい❗
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